1. 世界概要(628文字)
- 1-1. アヴェリアス
- ルファルアによって創られた世界体系。ルセルを中心としたスオエル/ラピア/フィンラムの管轄内に、人界や精霊界といった世界が存在する。
- 共通通貨は「エクレシル」で、通称「エク (AC)」。縦19.0mm×横25.0mmの楕円形硬貨で、厚さは約1.5mm。青銅色は「10」、銅色は「100」、銀色は「1,000」、金色は「10,000」の価値がある。
- 力の行使には魔力を消費。ルセルから供給されている「オーヴ」を根源にしている。
- 性質の基礎構成は「陰陽」。魂(太陰)と魄(太陽)を司る本質の「太陰陽」。男性(内陽)と女性(内陰)を司る気質の「内陰陽」。創造(小陽)と破壊(小陰)の性質を司る「小陰陽」で構築されている。
- 用いられている暦法は「ルセル歴」。1日は20時間、1ヶ月は30日、1年は10ヶ月の周期で構成。1日のうち平均12時間は陽が世界を照らす「浄化の刻限(アヴィス)」。残りの約8時間は陰が世界を覆いつくす「穢れの刻限(アポス)」と区分されている。各時間は、世界の具合によって前後する。
- 1-2. アトネリタ
- ルファルアの妹であるエルセイルが創ったアヴェリアスの姉妹世界。法則は似通っているが、力の行使にはルセルの「オーヴ」が根源の魔力ではなく、生命が持つ気力を消費する。
- 1日は30時間。月の概念はなく、1年30日の周期で構成されている。
- 属性は「火」「水」「地」「天」「冥」の5種類で、1人に宿る属性は1種類のみ。属性の色は髪にあらわれる。
2. 神族(1031文字)
- 2-1. ルセル神族
- 万物を支配する全知全能の神族。
- アヴェリアスのルファルアと、アトネリタのエルセイルが属する。
- 2-2. スオエル神族
- ルファルアの全能を託された神族で、アヴェリアスの防護や再構築を行っている。
- 各神族を護衛する30の守神と世界神イヴァダが属する。
- 2-3. ラピア神王族
- ルファルアの全知を託された第1の神王族で、アヴェリアスの均衡を管理している。
- 月神アルニカ/太陽神ウェルバ/星神フォクツの陰陽神一派と、海母神トワラ/地母神セトファ/天父神クアールの天地神一派が属する。
- 2-4. フィンラム神族
- スオエルとラピアの神意のもとアヴェリアスを創造する神族で、ウィンベール神族/リトニア神王族/メトリカ神族の総称。
- 2-4-1. ウィンベール神族
- 人類の基になったフィンラムの下位神族で、人界アルディナスの人口に相当する数多の神が属している。
- 個々の神力は微々たるものだが、存在して活動することでアヴェリアスに溜まる淀みを浄化・循環している。
- 2-4-2. リトニア神王族
- フィンラムの中位神族にして第2の神王族。背に1対の白い翼を持つのが特徴で、生けとし生けるもの心を守り死者の魂を転生に導く。
- 美の神イシェリス/愛の神ウェンディル/夢の神アトネイシャ/真実の神ルーアシェリーが属する。
- 2-4-3. メトリカ神族
- アヴェリアスを正常に機能させるフィンラムの上位神族。
- 地神ミルナート/水神ツェレイオ/火神サーラァ/風神ウィルウェルラ/空神フォルトの五大元素神一派、光神アーシェリィ/聖神セフィアの陽神一派、法の神ルラ/知識の神ミエレア/時の神テュラクリファの大神一派が属する。
- 2-5. アピルス神族
- アヴェリアスを無に帰そうとする神族で「バウト神族」と「バシュム神族」の総称。
- 小陰の作用で褐色の肌を持つのが特徴。また、過去に反逆を犯した神から生じたことから、左頬には「反逆の刻印」が刻まれている。
- 2-5-1. バウト神族
- アピルスの下位神で1000程度の神が属する。
- フィンラム・ウィンベール神族同様に神力は微々たるものだが、存在して活動することでアヴェリアスに欲を蔓延させる動因になっている。
- 2-5-2. バシュム神族
- アヴェリアスに影を落とすアピルスの上位神。
- 闇神ランデュレー/邪神リュトエロの陰神一派と、アヴェリアスに変乱をもたらした元スオエル神族である戦の神アンヴィレオ/欲望の神ラディオ/奈落の神アクォーツ/死の神ガルフィド/破壊神クォーリュウの大罪神一派の7柱が属する。
3. 守護属性(662文字)
- アヴェリアスに存在する属性は、全部で13種類。そのうち「地」「水」「火」「風」「光」「聖」の6種類は、基礎である陽性属性。「岩」「氷」「炎」「嵐」「闇」「邪」の6種類は、陽性から派生した陰性属性。残りの「無」の1種類は、陽性・陰性のいずれでもない中性属性に分類される。
- 3-1. 強化属性
- 守護属性は基本個々で作用するが、光(闇)属性や聖(邪)属性ともに宿している場合に限り、相乗効果が発生し属性の力が大きく向上する。
- 「陽性属性+光(聖)」「陰性属性+闇(邪)」を宿していると、通常よりも強化された中位属性に変化する。また「陽性属性+光+聖」「陰性属性+闇+邪」では、上位属性へとさらに強化される。
- 強化の要因となる光(闇)属性と聖(邪)属性の強化も発生するが、組み合わせの関係で中位までに留まる。相乗効果は重複するため、「火+光+聖」の場合は上位火属性に加えて中位光属性への強化も含まれる。逆に「陽性属性+陰性属性」では、いずれの組み合わせでも属性同士の反発で弱化してしまう。
- 「地+岩」「水+氷」「火+炎」「風+嵐」は、異質ながらも同一属性扱いなので併存不可。
- 3-2. 属性色
- アヴェリアス人の瞳は同じ属性でも多少の色味の変化はあるものの、基本的に宿している守護属性の色に染まる。

属性色一覧 - 属性色は宿している属性のぶんだけ反映されるため、2種類宿している場合は左右の瞳に反映されてオッドアイに。2種類以上はツートーンといった複数の色が含まれたオッドアイになる。
- 上位属性の場合は特殊で、陽性属性は金色、陰性属性は銀色に右目が染まる。
4. 術式(838文字)
- 魔力の具現化を汎用的に扱えるようにした技術。オーヴを結晶化させた「紋章」を基礎にする。
- 4-1. 魔法/法術
- 紋章を扱いやすいように解いて、収縮したものを式に変換した術式。アヴェリアスでは一般的なもので、魔術は攻撃系、法術は回復・補助系に分類される。
- 式を詠唱して紡ぐことで簡易紋章を形成。その簡易紋章に魔力を込めると術効果を生みだす。威力は式を正確に紡ぐ精神力と、発動させるための原動である魔力によって左右される。
- 4-2. 呪術
- 魔術/法術から派生した術式で、アピルス神族が扱う。肉体や精神の状態に異常をきたす効果を持つ。
- 4-3. 召喚術
- 一定基準を満たした魔力と知性を備えた魔法生物と契約・使役することで、その力を借りることができる術式。契約方法は上位と下位の2種類があり、いずれも魔法生物の印を糧となる魔力に刻むことで成立する。
- 上位契約では、術者の魔力に魔法生物の印を直に刻む。術者の魔力がそのまま魔法生物の糧になるため魔力を常に消費することになるが、有する魔力次第では高等な魔法生物を使役できる。
- 下位契約では、術者が用意した魔石に魔法生物の印を刻む。魔石に宿る魔力を糧にするため、術者の魔力は多く必要としない。その代わり使役できる魔法生物の力量は限られる。
- 4-4. 符術
- ティセ族が扱う術式で、紡いだ状態の魔術/法術の式を封じ込めた札を使用する。発動は札から解放するだけなので、詠唱を必要としない。戦闘面では迅速に効果を発揮する利点がある。ただし札は消耗品のため、数多く使用する場合はそれだけ準備をしなければならない。
- 札を解放することができるのは基本的に式を封じ込めた術者のみに限られるが、術者に認可された者であれば制限なく使用可能。
- 4-5. 紋章術
- ラピア神王族が扱う術式。自身の精神に紋章を刻みつけるもので、術効果を生みだす際には精神と魔力を練り合わせて放出させる。
- 練れば練るほど威力は高くなる一方で、時間をかけてしまうと質が劣化してしまう。瞬時にどれだけ練れるかが重要になる。
5. 覚書(2850文字)
- 5-1. 全般
- 5-1-1. 月名
【表記例】2月1日:Mafilla 1 (M.1)/3月3日:Tetlah 3 3 (T.3)/4月21日:Qualer 21 (Q.21)
月名一覧 - 5-1-2. アヴェント/アヴェリン
- アヴェリアスに存在する宝石類で、神々の魔力が結晶化した魔石。出回っているものは、さまざまな魔力が混ざったもので色が豊富。非透明のものを「アヴェント」、半透明のものを「アヴェリン」と呼ぶ。装飾品や世界共通通貨「エクレシル」の材料として使われており、成形加工は魔力を用いる。
- 極々限られた場所で上位神唯一の魔力が結晶化したものは、透明度の高い魔石になる。濃度が高くほかの魔力と混ざりにくくなっているため、色は属性色に限られる。貴いものとされているため、値段がつけられることはない。半透明のアヴェリンとは別物で、個別の名称を持つ。
- 元が魔石なだけあり、アヴェントもアヴェリンも持っていれば能力に影響するが、大抵のものは純度が低いので効果は雀の涙ほど。純度の高い上位神の魔石であれば、大きな効果を期待できる。
- 5-1-3. 死の扱い
- 上位神は肉体が朽ちても魂が無事なら同一性を保ちながら何度でも生まれ変われる。魂が消滅し、同時に世界の機能が欠けたときにはじめて「死」と扱われる。中位以下の魂はリトニアで清められたあと、新たな生命として息吹く。
- 基本的に前世の情報は残らないが、まれに面影を残す者もいる。
- 5-1-4. 世界線
- アヴェリアスは、創造→維持→破壊の循環過程で成長する世界。その3つの均衡を保った状態が本来の正常な世界機能である。しかしクォーリュウの反逆により破壊が異常化。創造と維持が追いつかなくなったアヴェリアスは、穴だらけになっている。
- その破壊を制御してアヴェリアスを再生することが主目的だが、力が及ばなかった場合は、クォーリュウやアピルスが主軸となった世界線に分岐する。
- 5-1-4-1. 崩壊世界
- 混乱の原因となる次元の歪みを事前に察知・修復。アトネリタ側に影響が及ばずに済んだことで派生する。助力を被ることができなかった神達はアピルスの手により次々と魂諸共消滅させられるため、世界は創造と維持の機能を失う。
- クォーリュウが望んだ世界で、ルファルア諸共アヴェリアスを壊すことが目的。
- ルファルアを消滅させて世界をボロボロにしたクォーリュウは、生き残った鬼神セトファを潰して自身も含めてすべてを終わらせようとする。
- 5-1-4-2. 支配世界
- アトネリタの助力はあったものの、リトニアとともにイシェリスが消滅。アピルスとの戦いに敗れたのち、クォーリュウが自害したことで派生。アヴェリアスのほとんどの神は、アピルスに捕らえられて強制的に反逆側に堕とされている。反逆化が難しい神は肉体を奪い、残った魂を幽閉。形だけでも世界を保持させている。
- 傍目は創造→維持→破壊の循環過程が行われているものの、強引なもので世界は矛盾だらけ。ラディオ達が望んだ世界で、アヴェリアスを自分たちの意のままにするのが目的。
- 5-2. 神族関連
- 5-2-1. リトニア神王族の誕生経緯
- ルーアシェリー、エレメリア、ウェンディル、イシェリスの神格の誕生こそは同時だったが、顕現は1柱ずつ行われた。アピルスにも匹敵する強大な力を有することから、念入りな調節を要したためである。
- リトニアの枢要となるのはルーアシェリーとエレメリアの双神。2柱が揃うまでの期間は悠久にも等しく難航を極めたが、2柱が揃うと調節はまたたく間に最適化。ウェンディルとイシェリス顕現までの期間は、わずか数年で済んだという。
- ルーアシェリーとエレメリアの手で顕現したウェンディルとイシェリスには、幼時からの成長過程が設けられた。発達に応じて力を馴染ませるようにしたことで2柱顕現の短期化を図り、また世界への負担を抑えていた。
- はじめから完全だったルーアシェリーとエレメリアに対し、はじめは不完全だったウェンディルとイシェリス。成長の末で完全に達するようにと予断された2柱に、隙などあるはずもなかった。
- 5-2-2. 従石リトナ
- リトニア神王族の傍らに浮遊している意思のある魔石。大きさは約9cmで、双三角錐の形。リトニアの神の出生と共に魔力から生まれ、その瞬間から生み出した魔力の持ち主に付き従う。
- 少数でアヴェリアスの「標」を担うリトニアの神を補助するために付与された。
- 5-2-3. アピルス神族の刻印
- 5-2-3-1. 反逆の刻印
- 反逆神であるアピルス神族の左頬に生まれながらに刻まれている。形状はさまざまで、色は属性色が反映される。個々を示すもので、世界に記録・監視されている。
- 死亡すると刻印の呪縛によって魂は隠滅するそのため、転生はできなくなっている。
- 5-2-3-2. 堕落の刻印
- 堕ちたアヴェリアス神族の右目尻に刻まれる。この刻印が刻まれると対象者の性質は小陽から小陰に変質するが、肌の色は変わらない。形状は一定で、色は属性色が反映される。
- 反逆の刻印と違って転生は可能だが、刻印は浄化されずに残り続ける。
- 5-3. 種族関連
- 5-3-1. シェルドラ
- 霊樹から溢れ出た魔力が集まって凝縮した高魔力の塊。成熟したものだと直径は100mmくらいになる。球体でシェルドラ・シィ/ファ誕生の器になることから「妖精の卵」と呼ばれる。
- 1ヶ月かけて形成。シェルドラ・シィ/ファとして融合しなかったものは、数日で弾けて小さな妖精たちの糧になる。
- 5-3-2. シェルドラ・ファ/シィの生
- シェルドラ・ファは1ヶ月で1歳と成長が早く、寿命は一律20歳。寿命を迎えたファは、新たなファや上級種のシィが生まれるためのシェルドラに還る。
- ファの行動範囲は狭く再生シェルドラも同じ場所で漂うことが多いため、通常よりも高い確率で2つのシェルドラが融合しやすくなっている。
- シェルドラが2つ融合して生まれるシィの成長は1年で1歳と緩やかになり、寿命もなくなる。
- ファとしての生涯はシィに生まれ変わるための準備期間になっている。それでもまたファになってしまう個体もいるが、ファたちを見守る母樹がいる限りは何度でもシィに生まれ変われる機会がある。
- 5-3-3. ティセ族の中間名の意味
- 5-3-3-1. ティセレア(霊鳥)
- ティセ族の長である崇王から与えられる巫名で従属の証。
- 5-3-3-2. ティセアラ(霊龍)
- デ:陸棲。
- ド:水棲。
- 5-3-3-3. ティセリア(霊獣)
- シン:攻撃系。
- エン:防御系。
- 5-3-3-4. ティセオレ(霊魚)
- タエ:東方海域生まれの地属性持ち。
- セト:西方海域生まれの風属性持ち。
- オウ:南方海域生まれの火属性持ち。
- ロン:北方海域生まれの水属性持ち。
